完全初心者OK!安全なお金の増やし方5選
完全初心者OK!安全なお金の増やし方5選
お金を増やしたいと考えるのは誰しもが通る道ですが、投資の世界は複雑でリスクも伴います。しかし、完全初心者でも安全に取り組める方法は存在します。今回は、比較的安全性を重視したお金の増やし方を5つご紹介します。
1. 高利回りの定期預金
高利回りの定期預金は、銀行にお金を一定期間預けることで、普通預金より高い利息を受け取れる安全な貯金方法です。期間中はお金を引き出せませんが、確実に利益が得られます。
以下で簡単な例をあげて解説してみます。
100万円を高利回りの定期預金に預ける場合、例えば年利1%の利率で1年間預けたとします。1年後には、元本の100万円に加えて1%の利息がつくため、10,000円の利益が得られます。したがって、期間終了時には合計1,010,000円が手元に戻ってきます。この方法は、リスクが低く確実に少しの利益を得られる点が魅力です。
高利回りの定期預金のメリットとデメリット
メリット:
- 安全性: 預けたお金は銀行が保証するため、市場の変動に影響されにくく、元本を失うリスクが非常に低いです。
- 予測可能な収益: 利息率が事前に決まっているため、どれだけの収益が得られるかが預ける時点で明確です。
デメリット:
- 流動性の低さ: お金を一定期間、銀行に固定するため、その間は自由に引き出すことができません。急な出費に対応できないことがあります。
- 相対的に低い利率: 高利回りとはいえ、株式投資など他の投資手段に比べると利益率は低めです。インフレ率が利息率を上回る場合、実質的な収益は減少する可能性があります。
2. 国債への投資
国債への投資は、政府が発行する債券にお金を投じることです。リスクが低く、期間が終わると元本と約束された利息が支払われます。安全な投資方法とされています。
国債は政府が発行する債券で、政府が財政破綻しない限り、満期時には投資した元本と約束された利息が支払われるため、非常に安全な投資とされています。ただし、市場の状況によっては売却時の価格が元本を下回る可能性もあるため、満期まで保有することが元本保証の条件となります。
以下で簡単な例をあげて解説してみます。
100万円を国債に投資する場合を例に説明します。仮に年利0.5%の国債を購入し、5年間保持したとします。5年間での利息は、0.5% × 100万円 × 5年 = 25,000円になります。そのため、国債の満期が来た際には、元本の100万円と合わせて合計1,025,000円が戻ってくることになります。この投資は市場の変動に強く、元本と利息の支払いが政府によって保証されているため、安全性が高いと考えられます。
国債への投資のメリットとデメリット
メリット:
- 元本保証: 政府が発行するため、政府が破綻しない限り元本と約束された利息が保証されます。
- 安定性: 市場の波に強く、経済変動があっても比較的安定した収益が期待できるため、リスク回避に適しています。
デメリット:
- 低利回り: 他の投資手段に比べて利回りが低めであるため、高い収益を期待するには向かない場合が多いです。
- 流動性の制限: 市場状況によっては売却時に元本を下回る価格でしか売れないリスクがあるため、満期まで保持することが望ましいです。
3. 分散投資型のインデックスファンド
分散投資型のインデックスファンドは、多くの異なる株や資産に投資することでリスクを分散し、市場の平均的なリターンを目指す投資信託です。安定した成果が期待できます。
以下で簡単な例をあげて解説してみます。
100万円を分散投資型のインデックスファンドに投資する場合、その金額はファンドがカバーするさまざまな株式や資産に分散投資されます。例えば、全世界の株式に投資するインデックスファンドに投資した場合、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの大手企業など、多岐にわたる市場の株式に自動的に分配されることになります。この方法は市場の波に対して安定性を持たせ、一つの市場や企業が不振でも他の市場の成績が補うことで、全体としてのリスクを減らし、長期的には市場平均のリターンを追求します。
元本割れしないの?
分散投資型のインデックスファンドでは、元本が保証されているわけではありません。市場の変動によってファンドの価値は上がったり下がったりするため、投資した時点での市場状況によっては、投資額が元本を下回ることもあり得ます(元本割れ)。
ただし、分散投資を行うことで、一つの市場や銘柄が悪化した場合のリスクを軽減し、長期的には市場の平均的なリターンを目指すことが可能です。ですので、元本割れのリスクを避けたい場合は、長期的な視点での投資が重要となります。
分散投資型のインデックスファンド投資のメリットとデメリット
メリット:
- リスクの分散: 一つの銘柄や市場に依存せず、多くの資産に投資することでリスクを広範囲に分散できます。
- 手間が少ない: ファンドが自動で多様な資産に分散投資を行うため、個々の投資選択や管理の手間が少なく済みます。
デメリット:
- 元本割れのリスク: 市場の下落により投資額が元本を下回る可能性があります。
- 収益の限界: インデックスファンドは市場の平均的なリターンを目指すため、市場を大きく上回る収益は期待しにくいです。
4. 自動積立サービス
自動積立サービスは、毎月定額を自動で投資信託や株に投資する仕組みです。市場の変動に強く、少額から始められるため、投資初心者に最適です。
以下で簡単に解説してみます。(※あくまで一例ですのでイメージとしてどうぞ^ ^)
10年間、毎月1万円を自動積立サービスに投資し、年間リターンが5%の場合、10年後の資産額は約16万3,810円になります。
最初の積み立て額は1万円です。
1年後の資産額は、1万円 × 1.05 = 1万5,250円
2年後の資産額は、1万5,250円 × 1.05 = 1万6,513円
3年後の資産額は、1万6,513円 × 1.05 = 1万7,839円
…
10年後の資産額は、1万円 × (1.05 ^ 10) ≈ 1万6,381円
したがって、10年間の積み立てでの資産額は、約16万3,810円になります。
自動積立サービスのメリットとデメリット
メリット:
- 継続的な投資が可能: 毎月一定額を自動的に投資するため、積み立てを継続する習慣を身につけやすくなります。
- リスクの分散: 定期的な投資により、市場の変動リスクを軽減し、長期的な資産形成を支援します。
デメリット:
- リターンの不確実性: 市場の変動や投資商品のパフォーマンスによってリターンが変動するため、投資結果を予測するのが難しい場合があります。
- 手数料の負担: 自動積立サービスを提供する金融機関や証券会社には手数料がかかることがあり、積立額に影響を及ぼす可能性があります。
5. 個人向け無担保社債(リテール債)
個人向け無担保社債(リテール債)は、個人投資家向けに発行される債券で、銀行預金よりも高い金利を提供します。
投資家は一定の期間、元本に利子をつけて返済されるのを待ち、その間定期的に利息を受け取ります。リスクはあるものの、比較的安定した収益を期待できる点が魅力です。初心者でも手軽に投資でき、資産を多様化する手段の1つとして考えられます。
以下で簡単な例をあげて解説してみます。
100万円を個人向け無担保社債(リテール債)に投資し、年利率が5%だとします。すると、1年後には100万円 × 5% = 50,000円の利息が得られます。つまり、1年後には元本の100万円と利息の50,000円の合計105万円が返済されます。
個人向け無担保社債(リテール債)のメリットとデメリット
メリット:
- 高い利回り: 銀行預金よりも高い金利が得られるため、安定した収益を期待できます。
- リスクの分散: 株式投資とは異なり、比較的安定したリターンが見込めるため、ポートフォリオのリスクを分散するのに役立ちます。
デメリット:
- 価格変動のリスク: 市場金利の変動や信用格付けの変化によって価格が変動するため、価値が減少するリスクがあります。
- 早期解約の制限: 一部のリテール債には早期解約に制限がある場合があり、必要な資金を引き出すのが難しいことがあります。
まとめ
今回はリスクが比較的少なく安全なものを5つまとめてみました。将来に備えてコツコツ増やすことも生活の一部として取り入れていきたいですね。今回は以上となります^ ^